人間は、生きながら何度も生まれ変わることができます。
そして常に、生まれ変わっているのです。
人間の細胞の数は、約60兆個あります。
顕微鏡でないと見えない彼らは、わたしたちが起きている時も寝ている間も24時間365日動き続けます。
呼吸と血液は身体中を駆け巡っています。
怪我をすれば、血液の血小板が傷をふさぐために集まります。
自然治癒力が備わっているこの肉体は、本当に素晴らしい仕組みでできています。
人間とは、肉体的にも精神的にも、1秒1秒ごとに進化できる素晴らしい存在
皮膚、臓器、血液、細胞たちは、彼らの持つペースで日々、生まれ変わりが発生しているといいます。
1年後には、身体の9割近くが新しくなっています。
今のあなたの身体にも、1年前の細胞はほとんど残っていないということです。
毎日まいにち、新しく生まれ変わっていく人間の身体。
同じように、思考や心の在り方、精神だって毎日少しずつ変えていくことは可能です。
反対に何年もずっと同じままでいることもできます。
あなた様がどちらを選ぶのかにかかっています。
現状維持が楽だからというホメオスタシスの心理以外に、自分の考えや物事の捉え方を変えるのは本当は怖いことだと、心の奥底で感じていることも原因のひとつです。
これには、ご本人は気づいていらっしゃらないことも多いのです。
いわゆる「ブロック」と言われているものです。心の中にある「ブレーキ」とも言いましょうか。
何かをしようとする時に出てくる「言いわけ」のようなものだと思っていただければと思います。
変化することが怖いのは、当然です。
今までの自分自身の行動すべてを否定することに繋がるのではないかと、心の奥底では不安と葛藤が発生しているのです。
でも、そんな心配は不要でございます。
今までに積み重ねてこられた経験があるからこそ、それがあなたを支える土台となってくれています。
これは、新しい価値観を受け入れられる準備が整ったということでもあり、これからの進化につなげていくことはできるのです。
過去のあなたを否定しなくてもだいじょうぶです。
過去のあなたも、今のあなたも、新しく生まれ変わるあなたも、全部含めて「あなた」であるのです。
素粒子、思考、言葉の一つひとつが自分を形造っている
細田守監督作品の映画「サマーウォーズ」は、わたしが大好きな映画のひとつです。
サマーウォーズのとあるシーンで、奪われた4億個のアバターをその体に取り込み、恐ろしいほど巨大化して動く人工知能・ラブマシーンの姿を目にした時、
細胞の一つひとつがその人間を構成しているのだというイメージが、とても湧きやすいなと思いました。
4億個のアバターを素粒子と置き換えると、まさにその通りなのだと思うのです。
コンピューターの世界でも0と1で構成されていますが、どうやらこの宇宙は微細なものが無数に集まって大きくなるようにできているのでしょうね。
そして、その0と1は常に動き続ける必要がある仕組みのようです。震えて振動しているものが命そのものであるということでしょうか。
コンピューターの中身も、人間も、素粒子レベルで見れば差がないのかもしれませんね。
夏になるたびに観たくなる、あっつい戦い。
わたしもパソコン2台を愛用しておりまして、そこから発せられる熱の暑さにヒヤリとさせられることもあります。(放熱させているのにあつい・・・)パソコン、大丈夫かな。