夢をかなえるためには、目標を書き出したり、ビジュアルボードを作ったり、マインドマップを作成したりなど、世の中にはたくさんの方法が溢れています。
そんな中で、わたし自身が身を持って体験して感じた、夢をかなえるために必要な3つの大切なことをお伝えします。
- 目の前の小さなことにも純粋に丁寧に向かい合う姿勢
- それを維持する精神体力
- それを継続する行動力
この3つです。これは心の在り方であり姿勢でもあります。
なぁ〜んだ、そんなことか。ってガックリされた方もいらっしゃるかもしれませんが、この3つがないと自分の足場が固められず、夢どころが現状さえも崩れ去ってしまう場合があるのだということは、わたし自身が身をもって体験し、感じたことであります。
小さなことに向き合う姿勢とは、その心の芽が育ち、枝葉が生え広がってやがて大樹になっていくようなもの。この大樹があなた自身だという風に考えると、イメージしやすいかと思います。
古代から偉大な賢者たちがおしえてくれているように、あせらずコツコツと1歩ずつ進むという言葉にも、言葉の表面だけでは掴めない真理が詰まっているように感じます。
そしてこの方法で掴んだ夢は、それを手放さないといけなくなるリスクも最小限に抑えてくれるはずです。
一見、遠回りのようにも見えますが、昨日の自分より1ミリでも成長する意志と行動を続けることは、夢を目指す道と、未来の実現のための鍵(キー)のひとつであるとわたしは信じています。
未来を創る鍵 人間の底に眠る力を呼び起こす
ところで、子供でも大人でも、趣味や遊びでなどで楽しいと思えることには、誰に言われることもなく全身全力で夢中で取り組みますよね。
あの時って、人のために何かをしてあげたいと思う強い気持ちと同じくらい、純粋で強い人間のパワーが出ていると思うのです。
恋愛などで好きになった相手のために、火事の現場から子供を助けるために、といった場面でも、人間の底力は発揮されますね。
人間って、やっぱりすごいんだなって驚くと同時に、普段、このようなエネルギーはどこに隠されているのだろうとも考えます。
行動することだけならできます。
それに付け加えられる気、波動、精気、といったような、目には映らないけれど確実に本人にも周囲にも影響を与えるものを引き出していくこと、この純粋なパワーをいかにして出すのかを意識すること、これが未来を創る鍵(キー)の役割になっているのではないかと思うのです。
自分は何もできない、価値がないと思い込んでいただけだったと気づく
目の前の現実ではなくて、どこか別の場所に自分の本当に居場所があって、自分はそこでとても素晴らしい成功を修めるのだ、自分はもっと認められるはずなのだと考えてしまう人は少なくないと考えます。
自分はこんなところで終わるはずではない、どうして成果が認められないのか、なぜ周囲の人間ばかりが評価されていくのかと、そんな気持ちに捕われて、自己否定や気分の落ち込みが続くと、次第に心も視野も狭くなってしまいます。
人に認められたいし、可愛がられたいし、チヤホヤされたいし、あの人みたいに「すごいね」って言われたい気持ちは、とてもよく分かります。わたし自身がそうでした。
今もまだ、自分に構ってほしいなと感じる気持ちが時々あらわれることは、正直あります。
けれども、人に認められることを目標にしてしまうと、自分が満たされるために行動を取るようになります。
たとえ認められたとしても、今度はその状態を維持するための行動をしつづけるようになります。
自分の本心と行動が徐々にズレていき、心はいつまで経っても焦燥感にとらわれて落ち着くことができませんし、健全的でもないですよね。
自分に中に芯を持ち、夢を抱き、周りに左右されずに自分の道を進むことは、シンプルなのにむずかしいのです。
さらに、自分の足下を固めてしっかり地に足を着けていないと、計画倒れになってしまう苦い経験も想いも味わったわたしは、自分のすべきことを、あせらず丁寧にコツコツと積み上げていき、その静けさの中で、何よりも強い心のコア(核)を築き上げていくことの重要性は痛いほどよく、身に染みています。
グラウンディングは大切ですよね。
魂の容れ物である肉体を私たちが宇宙からお借りしている以上、肉体を大切に扱うことは意識すべきことですし、叶えた夢を受け取るためにも必要です。地に足をつける意識を持つことは軽視できなくなりました。
現実を変えるには、精神と行動の両方を意識することが大切なのだろうと、今は思ってます。
目の前のことに全力で取り組む波動が未来を創る
身の回りの人を大切にすること、自分の目の前にある本当にやるべきこと、これを実行してもたった1人の人しか喜んでくれないかもしれないこと、こういうことに丁寧に向き合って取り組んでいく心の姿勢。
その精神は自分自身であり、それは大樹で例えると幹であり、そこから枝葉を伸ばし大きく広がっていきます。細部へ宿る気持ちとは、自身そのものを表現しているのではないかと思うのです。
目の前の小さな事、やるべき事に一生懸命取り組むことって、正直、こわくておそろしいと感じることが、以前わたしにはありました。
一見、取るに足らないと思えてしまうようなことに生命をかけて取り組み続けたとしても、一生この状態がずっと続いて、最終的に報われなかったらどうなるのだろう、他の誰が認めてくれるのだろうって、考えてしまうこともよくありました。
ですが、細部への配慮とは土台固め。何か大きな結果を残したいって思う時ほど基礎が重要であり、実力不足からボロが出て、掴みかけた夢が崩れ去ってしまっては悲しいなと、ある時を境に考え直しました。
わたしは自分が山羊座ということもあるためか、どうしても物質的で努力的で控えめな考え方が基本になりがちで、この考えに納得して受け入れるに至った理由のひとつではあるかもしれません。
古っぽくて固い考え方が嫌になって逃げ出して放り投げても、周囲からその考え方の重要性を叩き込まれて、気づいたらいつの間にかここに戻ってきてしまうのです。
占星術において山羊座は、50歳を過ぎたあたりから頭角をあらわし始めると一般的には言われているようですね。なかなか思い通りにならない人生に足掻きもしましたが、もう腹はくくれました。そして、わたしの人生は悪いことばかりでもないのだという利点にも気づきました。
占星術によって気持ちの整理ができた点は、本当によかったと思っています。
占いって人の心に火を灯して明るくしてくれる活用方だと、未来に向かって顔を上げて進もうと思い直せますし、ものすごく勇気をいただけますね。
普段は意識の外に追いやられがちな領域に踏み込む
寝ている時って、わたしたちが普段、あまり意識していない領域へアクセスしているらしいですね。
どなただったかお名前は失念してしまいましたが、とある有名なバイオリニストの方は、朝起きてすぐ、洗顔や歯磨き前にバイオリンを弾く練習法を欠かさなかったそうです。
朝起きてすぐの状態は、まだあちらの世界、つまりわたし達が普段、踏み込めない世界に片足を突っ込んでいる状態であり、それは人間の意識できる範囲を超えたところからの影響を受けている状態でもあります。
そこからの情報を自分の体内に宿している状態は、普段以上のパワーを表現できるということに近いのかと思うのです。
人間の限界(リミット)を超えるには、様々な鍵(キー)があるようですが、いずれにしても意識を外側ではなく、自分の内面へ向けることがポイントでしょうか。
自分の底にある純粋なエネルギーを引き出し、それと共に行動すること、目には見えない精神の意識が、現実の世界にも表面化して影響を及ぼしていることに気付くこと。
ここに人生を決定づける重大なヒントがあるようです。
人間の持つ可能性、底に秘めた力を浮かび上がらせて夢を叶える手段として活用していくためにも
- 目の前の小さなことにも純粋に丁寧に向かい合う姿勢
- それを維持する精神体力
- それを継続する行動力
の3つの心の姿勢を大切にしながら、今後も1歩ずつ歩み続けていく次第です。