人間は、ある出来事に対して「反応する」のか、「行動を選択する」のかを選ぶことが出来ます。
「反応する」とは、衝動的に、感情に任せて行動することを指します。
人間は、反応してしまうことがある生き物だという事を知るだけでも、今後のあなたの言動を変えていくことは可能になってきます。
感情にまかせて相手を責めてしまった後の、つい言ってしまった一言、つい取ってしまった行動・・・
相手に申し訳ないことをしてしまったと、自分で自分を責めてしまう自責の念は、後から波の様に押し寄せてきます。
とても辛いですよね。
そして、他人や状況なんてものは、そう簡単に自分の思い通りにはならないものです。
相手を変えることはできない。自分を変えていく。
人の短所やネガティブな面に目が行きがちになると、それが気になって仕方なくなってしまいます。
そんな時は、お互いにとっても辛い時間となってしまいます。
視野が狭くなったり、頭が固くなってしまっているなと気づいた時は、上手に気分転換を図ってみましょう。
自分も相手も責めたりせずに、人間には長所と短所、ポジティブとネガティブ、光と影の両方があるという事を思い出してみてください。
人間とは、完璧ではないのです。
そして未完成ということは、今後、伸びる可能性をその内に多大に秘めているということ。
この場合、年齢は関係ないのですよ。
そう思うと、ご自身も気になるお相手のことも、今までとは違う視点で見れるようになってくる「きっかけ」が生まれます。
コントロールしようとする執着を手放す。自分のために。
世界的にみても日本人というのは、真面目で勤勉で、完璧を目指す方の割合が多いかもしれません。
だけど100%完璧にすることを目指さなくても、大丈夫なのですよ。
中途半端でも、以外となんとかなったりしちゃうものって結構あるのです。そして人に頼ったり甘えたりしても、良いのです。
よい加減で進めていく。
途中の状態でも進めていく。
そんな調整能力も、人生においてとても大切な心がけのひとつです。その心がけは雰囲気となってあなたの周りを囲み出します。
周囲の人は、そんな雰囲気を感じ取ります。
全てをコントロールすることを、あきらめてみましょう。
他人の行動や考え方を変えようと執着することは、手放すべきことのひとつであります。
親も、子どもも、友人も、恋人も、みんな自分の思い通りにはならない。
よい意味での「あきらめ」を心かげます。
身体と心から余分な力が抜けたとき、あなたの全身には「余裕」というすき間が生み出されます。
幸運は、そのすき間を目がけて飛び込んでくるものなのだそうですよ。
とっても不思議で興味深いですよね。