シンクロニシティの響き 時と空間を超えて

シンクロニシティとは意味のある偶然の一致です。

これを体験すると、私たちひとりひとりはどこかで繋がっていて、実はひとつであったことを思い出させてくれるようで不思議な感覚になります。

 

シンクロニシティは、私たちの「潜在意識」よりもさらに奥深いところに存在している「集合的無意識」から発せられる気付きやタイミングとも言われています。

 

「集合的無意識」とは、個人の経験の領域を超えた先にある、全ての人間に共通の領域です。

この共通の領域は、宇宙の意識とも深く合流しているのではないか、とも私は思っております。

 

地上で見ることができる木の枝の広がり。

それと同じ面積分・体積分の根っこが大地の下でも広がっている。とも言いますが、目には見えないところでの広大な広がりが、時と空間を超えて私たちみんなにアクセスできているなんて、神秘的ですね。

 

脳から潜在意識へ、さらに集合的無意識へ

潜在意識という言葉を初めて知ったのは、ジョセフ・マーフィー著「眠りながら成功する」でした。

願望実現、成功、幸せを手にするためには潜在意識に刻み込めばよい、という内容に、当時は衝撃が走ったものです。

 

潜在意識は、わたしたちが意識することができる「顕在意識」のさらに深い先にあると言われることが多いですよね。

原始脳と呼ばれる大脳辺縁系にあるという説が、今は有力のようです。

 

潜在意識は脳の中に存在している。

その脳を活発にするためには、何かを成し遂げたいと思う強い意志、五感を感じて楽しむ心、好きなものに熱中して没頭する状態、などが有効です。

この時には共時性、つまりシンクロニシティも起こりやすくなるそうです。

 

これを「ご縁」という方もいらっしゃいますね。

 

潜在意識は集合的無意識とアクセスするためにも、重要な領域のひとつであります。

目では見ることができない不思議な領域にアクセスする「鍵」は、たしかに脳の中にあるのかも知れません。

 

過去も未来も全てが集まっているあの場所へ

潜在意識は集合的無意識には時間や空間の制限が無いと知り、

わたしは、潜在意識や集合的無意識とは、実はこの空間や宇宙に素粒子として広がっていたりするのでは無いかと想像してしまいました。

 

やたらと私の行動が制限されるような出来事が続くと思ったら、ちょうどその頃に自分の父親が病院で息を引き取ったとあとで知ったあの時、空間を超えて何かが届けられようとしていたのかも知れません。

そして、祖父の命日には、ハプニングが続けて起こったこともありました。

 

今はもうそんな事は起きないのですが、あの時は彼が、何かメッセージでも送ってきていたのでしょうか。

仮にそうだとしても、伝えられている内容までは、残念ながら分かりませんでした。単純に意識を向けてほしかったのかもしれないですね。

 

生まれて数ヶ月の娘を実家に連れて帰った時、何も無い空間を指差して笑っていた姿に、母親と顔を合わせてびっくりしたこともありました。

大人の目に見えない何かと会話していたのでしょうか。

 

神さまが1番喜ぶのは、子供のような無邪気な心、純粋な心だと聞いたことがあります。

神さまが、もっと楽しくなるようなプレゼントを贈ってくださったのかもしれないですね。

もしそうだったら、それはとても不思議で素敵なプレゼントだったのでしょうね。

 

ちなみに娘は、今はもう、かなり大きくなりました。

何も無い空間を指差して笑うこともないので、この世に送り出されたばかりの赤ちゃんだったから感じることができた「何か」だったのかなと思っております。

 

今、この世に生きている人たちだけでなく、もうこの世にいない人や、これから生まれてくる人たちとも繋がれる領域のひとつが集合的無意識であるのなら、それはもともと私たちがひとつであった「原意識」とも関連がありそうな気がしております。

 

過去も未来も全てがひとつに集約されているあの偉大な母のような存在は、その場所であるのかもしれません。

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