世の中の人は、与える人、奪う人、どちらでも無い人 の3つに分けられるそうです。
長期的に見ると「与える人」は成功するそうです。
しかし例えば「奪う人」に与え続ける様な自己犠牲型の与え方は、自分自身が疲れてしまうだけで結果が残せません。与える相手を見極め、与える方法を考える事が重要です。
「奪う人」は、一見、得られるだけの特な立場の様に見えますが、長期的に見て、次第に人が離れていってしまうのは明らかです。
「どちらでも無い人」はつまり、「与えられればお返しに与え、何もしてくれない人には何もしない」スタンスです。このタイプの人は、世界の人口の60%ほどの割合で、人数的にも一番多いそうです。
与える場合は、「与える人」もしくは「どちらでも無い人(与えられれば、お返しに与える人)」に与えないと、その人自身が結果を出せません。
ですが、このような話はビジネスに限定されません。
日常生活においても、ただ与えるのではなく、お互いにWin-Win になる様に接しなければ、関わること自体が長続きしませんよね。
慈悲の存在
この宇宙は、私たちに無償で空気、水、太陽の光、月の光、木々・・などを無償で与えてくださっています。
人間の身体は、意識していなくても心臓が動き、肺が酸素と二酸化炭素を循環させ、体温を一定に保ってくれています。
素晴らしい恩恵をいただいていたことを、私たちは忘れてしまいがちです。
風邪をひいて身体の不調を感じた時などによって、普段と違う不自由さを感じた時に、やっと得ていた有り難さに気付きます。
この宇宙、この身体とは神さまの慈悲そのものですね。
幸せの青い鳥は、やはり、すぐ近くに居るものです。足りないものに焦点を向け続けている間は、満ち足りている幸せを感じれません。
いつまでもいつまでも不足を追い求め、それを絶対、唯一の幸せだと信じ込んで彷徨い続け、泣き続け・・そんな風に不足ばかりに目を向けていたのは、以前の私です。
こういった煩悩は満たしてしまうと、あれほど欲しかったはずなのに、不思議と要らなくなってしまうものです。
人間である以上、煩悩を完全に切り離すことは不可能です。上手に付き合っていくことがポイントです。
煩悩が良い・悪いではなく、そういうものが自分の中にあると認め、逆に上手く利用して自分自身の向上のために使っていければ・・・と思うのです。
むずかしいですが、そうできたら素晴らしいですよね。
気になる相手に近付きたい恋ゴコロだけで、煩悩に支配されてはいたものの、相手の好きな分野を死に物狂いで身に付け、いつの間にか自分のアビィリティを高めてしまうことだって可能なのです。
これは恥ずかしながら、わたしの体験談です。
何かに一生懸命夢中になって、与える、与えない、奪う、奪わないといった世界から抜け出している瞬間とは、あなたご自身が太陽のように輝いている瞬間でもあるのです。
自分の事で精一杯なわたしを、宇宙は静かに見守りながら、ただただ与え続けてくれてます。
この肉体も、未熟な私の霊魂を静かに受け容れてくれています。
そういえば、煩悩に振り回されている子供の姿って可愛らしいですよね。お菓子を買ってとダダをこねたり、スネたりする素直さ。
宇宙から見たら、大人になった私たちも、そのように見えているのかもしれませんね。
喜んで受け取ることで相手に幸せを感じてもらえる
相手に喜んでもらいたくて、さりげなく助けてあげたり、プレゼントをあげる時に、その気持ちとは真逆のコワくなる気持ちが生まれて、気がひける事ってありませんか?
自分に自信が無いときは特に、喜んでもらえるかが不安になって、相手に拒否られないかと怖くなったり・・
そんな気持ちを感じながらも、勇気を出してそっと相手に近付いてアクションを起こして、もしそれを相手がとても喜んでくれたら、その瞬間またたく間に世界はバラ色です。
このことからも分かるように、相手があなたに何かをしてくれる時も、きっと同じようにドキドキしているはず。相手の世界をバラ色にする方法は、与えてくれることに心から喜び、それをきちんと相手に伝えることです。
宇宙や神さまがくれるギフトにも、感謝して喜んで受け取ったら、宇宙も神さまももっと喜んでくれるのです。
宇宙や神さまとお互いに Win-Win の関係になれる様に、照れずに恥ずかしがらずに、素直に感謝しながら受け取れるようにエクササイズをしてみるのは、とても大事なこと。
美しい自然、新鮮な空気、美味しい水、健康な身体、自分の幸せに、改めて喜びと感謝を表現して伝えてみることは、今この瞬間を感じていること。
宇宙と神さまからお借りした、この肉体と霊魂をもっともっと楽しませて満たしてあげたい。そんな行動を何よりも最優先したい。
そんな行為が普通になってしまえば、ひょっとしたら存在自体が「与えられる人」になってしまえるのではないか。
求心力のある人間になれるのではないか。
そんな事を思ったりしました。