西洋占星術は満天の星たちから伝わった人類最古の学問。恒星、惑星、黄道と12星座たち

西洋占星術とは、空にある星々の実際の動きを観て、地上の出来事との相関関係を占う、人類最古の学問です。

占星術の歴史は非常に古く、紀元前7世紀頃のバビロニア時代からと言われています。

古代の人々は、空一面に広がる満天の星をながめ、位置や時間、季節を知り、規則性のある星の運行に気づきます。

次第に天空を観察することによって、天災や疫病、戦争などの予兆を予測しようとするようになりました。

天体の運行を示した図(ホロスコープ)は、数千年前のものが発見されており、暦がつくられたのも、この頃のようです。

ここでは、西洋占星術の成り立ちと、惑星、恒星、黄道について分かりやすくお伝えしていきますね。

占星術が生まれた時代と場所

現代の西洋占星術の元となる「占星術」は、紀元前7世紀頃のバビロニア時代でした。

現代のイラクあたり、チグリス・ユーフラテス河の流域になります。

度々おとずれる洪水や猛暑が人々を苦しませており、肥沃な土地を奪いあうための移民族間の戦いも多かったようで、たびたび人々の命が奪われていたようです。

さまざまな人や文化が混じりあう中で、次第に古代バビロニアのカルデア人科学者たちは、天体の運行と、地上の出来事の相関関係から吉凶を予測していくようになりました。

星々が特別な動きをするときには、地上でも災害や疫病、戦争といった何か特別なことが起こるようだと気づいたのです。

ちなみに、古代バビロニア王国には「神聖科学」という高度な天文学、数学、医学、暦学の知識を持つカルデア人科学者たちが大勢いたそうです。

占星術は現在の西洋占星術へと発展を続け、多くの占いの基礎となりました。

星という概念を使用したあらゆる占いの元は、西洋占星術にあり、現代においても多くの人達に親しまれています。

古代から人間とは、人知では制御不可能なこと、自分の努力だけではどうにもならないことに直面すると、地球や宇宙、自然の中に存在する神さまや星の力を見いだし、救いを求め、力を借りることをずっと繰り返してきたのかもしれません。

星には恒星、惑星、衛星、黄道と12星座がある

占星術の世界での「惑星」には、月と太陽を含めた水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10の天体を含めます。

変革・消滅を象徴する冥王星は、1930年に発見されてからは惑星の扱いでしたが、2006年には惑星の定義の見直しにより、惑星から準惑星にポジションが変えられました。

惑星とは、自分自身では光を放ちません。

恒星が放つ光を受け取って、その周りを公転しています。

星座の間を惑う(まどう)ように動くことから「惑星」と呼ばれるようになったと言われています。

この惑星たち、黄道と呼ばれる太陽のとおり道を通っています。
黄道帯には惑星たちの他には、12の星座たちもそれらに沿って動いています。

この12の星座たちは「黄道12星座」と呼ばれます。

惑星とは反対に、その星自体が光を放出している星は「恒星」と言われています。夜空でかがやいているほとんどの星は恒星です。

恒星は、天球において動きはなく、ずっと同じ位置に居つづけます。

※恒星の「恒」という文字には「変わらない」「永久に」という意味があるそうです。

恒星は、主に水素とヘリウムのガスで構成され、それらが幾重にも超高温で超高密度の分厚い層を形成しています。

核融合反応をくりかえし、そのエネルギーは光や熱となり、宇宙に放出されています。

その輝きを、地球にいる私たちは受け取っているのですね。

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